装甲騎兵ボトムズ equal ガネシス
最近読了しました。
この作品の存在・・・・最低野郎なのに全く知りませんでした^^;
正直買おうか買うまいか迷ったのですが、ボトムズの高橋監督が書いた小説ということで、買ってみました。
Amazonで3人の評価が全て☆☆☆☆☆と満点評価だったのですが、個人的には「う~~~ん・・・・微妙^^;」
ボトムズと言えばキリコ。 そのキリコが活躍した時代から300年後のアウストラギウス銀河の物語という設定にまずは驚きました。 さしもの異能生存体も寿命は通常の人間と一緒なのでしょうね。
これは・・・・・ネタバレしてもいいかと判断して書きますが、ATが一切登場しません。
300年後のアウストラギウス銀河では「第5次大戦」までギルガメスとバララントの争いは続いていて、その主力兵器はATではなくなっているのです。 これ・・・・激しいショックです。
ATに変わって、主力兵器となっているのが「ロボドライブ」。
いわゆるサイボーグですな。
一応・・・・AT→PS→ネクスタント→補助脳やマッスルシリンダーの技術革新→ロボドライブ という開発の流れが辛うじて「ボトムズの世界」を感じさせてくれます。(バララント、ギルガメスという軍隊名も登場してきますんで、ボトムズを感じることは出来ます)
「特化した目的別に製造されたロボドライブ」が、本来持つべきはずのない「自我」を持つ覚醒化をすることで、「人間とロボドライブの対立」「なぜ覚醒をしたのか」を主人公チームが調査しに行くのが物語の大筋になります。
個人的評価は低めです。
理由2 女性キャラに魅力が無いどころか、発言や行動に怒りすら覚えるような・・・・^^;
二人の女性キャラが登場するんですけどね・・・・15歳のバフィーは感情的に行動し過ぎてトラブルメーカー。もう一人ヒロイン的存在 ミラ・グレイは謎が多いという伏線を回収しきれず、思わせぶりな態度が「ガンダム0081の極悪ヒロイン紫豚」とカブるんですよねぇ・・・・・・・・・結局彼女の正体は何だったのか???
理由3 小説構成全体で読みにくい??
突然場面転換したり、数時間の時間経過があったり・・・そういう説明描写が無い時もあったり・・・・個人的に「この謎はいつ明かされるの?」という伏線回収が全然されずに、戦闘シーンの描写が多すぎて・・・・・・最終的には伏線回収が中途半端な印象・・・(´Д`;) ボトムズ関係無しに一つのSF小説としてもちょっと読みにくいんだよねぇ~(と、偉そうに言いますが、じゃあお前書けるのかと言われれば、書けません)
っていう感じです。
ボトムズファンであり、アウストラギウス年表的には「最新」の世界を知るというのならば、いいかもしれません。