良い物は良い物なのだ

周りの人がイマイチと思っても、自分が良いと思ったモノやコトをブログしようかと思ってます。連載は不定期です。

夜が明けるまで・・・・共に地獄を!

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世は「ガンダム30周年」で盛り上がっておりますが、そんな日の当たる表舞台の裏では、ウドの街のように・・・・クメンの亜熱帯ジャングルのように・・・・・サンサの灼熱地獄のように・・・・

派手さとは無縁の、一つの作品がフツフツと消える事のない、青い炎を25年も燃やし続けてきていました。。。。。。。


そう!装甲騎兵ボトムズ25周年だ!最低野郎共!!



昨夜、23:30。。。。フツフツとひっそりと燃え続けていたその青い炎が、ついに大爆発をする日が来ました・・・・・


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劇場版装甲騎兵ボトムズ「ペールゼン・ファイルズ」公開記念オールナイトプレミア前夜祭



長かったな・・・・・

待ちに待ったというか・・・・・まさかこの日を迎えることが出来るとは思いもしなかった・・・・

ガンダムは言うなれば、スターですよ。映画なんて何本も制作・公開されてきました。
ボトムズは言うなれば、通な名脇役。 決して派手なスポットライトは浴びねども、確実にファンの心をガッシリと掴む名脇役

つー事で、劇場公開のニュースだけでも歓喜だったんですが、オフィシャルサイトで「前夜祭」のニュースを知りまして、昨年12月にチケットをゲットして、「最低野郎仲間」モホ大佐と23時に新宿ピカデリーへ馳せ参じました。

もうね・・・・・・アラフォー・アラサーのむさい男!男!男!!!(w そして時折女!(www
客層も同世代だし、異様なまでの男性率の高いボトムズと同じく、ロビーにたむろするのは野郎ばかりw

みんな・・・みんなこの時を待っていた同志ばかりですよ!!!!

23:30に開場。新しいシネコンだから、画面もデカイ!音響もド迫力!椅子もゴージャス(´Д`;)

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これが今宵のプログラムでした。
23:30 開場

24:00 スペシャトークショー

25:30 休憩(20分)

25:50 劇場版「ペールゼン・ファイルズ」上映

27:50 休憩(20分)

28:10 TV版第1話「終戦」上映
      OVA「野望のルーツ」上映

29:40 イベント終了

29時って何時だよw

何で映画だけでなく、テレビの1話とOVAをやるかっつーと、物語での時系列なんですよ。
OVA「野望のルーツ」1988年公開 ここからボトムズの物語が始まります
劇場版「ペールゼン~」2009年公開 待望の新作
TV版「終戦」1984年放映 「ペールゼン~」が終わった後の物語

なんですね。本来は「野望」「ペールゼン」「終戦」の順序で制作・放映されれば何も問題ないんだけど、制作された順番は「終戦」「野望」「ペールゼン」なんですね。

これはどういう意味なのか・・・・後ほど・・・

☆☆☆☆☆☆☆☆

さて、着席してイベントスタートを待っているときに・・・・一つ、ワイズマンの粋な計らいがありました。

チルダ中尉降臨(;´Д`)ハァハァ

中尉もブログでいかんなく「キリコLOVE・フィアナLOVE」を公言している最低野郎w このイベントの参加そのものはもはや常識であって、珍しいことではないんです。

ちょっと・・・・ビックリしたのが、昨年ちょっと連絡を取ったときに「私も行きますが別行動でぇ」とそれぞれでチケットを購入したんですけど・・・・・・なんと!!我々の座席のまん前に中尉の座席Σ(´д`ノ)ノ

「前の方ですよ」とだけは聞いていたんだけど、座席番号までは知らなかった・・・それが真ん前!!

ワイズマンは何を意図したのか???? 一兵卒の我が輩には判りません^^;

「おぉぉ!!!」と挨拶もそこそこに、いよいよイベントスタートするのでした。

☆☆☆☆☆☆☆☆

トークショー
実に面白かったです。4人が登場した時点で、ものっすごい熱い拍手が鳴りやまなかったんですよ!!
そんだけ待ってたんだよなぁ~~~~!!!!!
監督のお姿を拝見できただけで感動!(≧∇≦)ノ彡
郷田さん:(キリコ)カッコヨス!地声がややキリコがかってました。
塩山さん:人前に出るのは苦手・・・との事ですが、この人がキリコの父ですよ!
竹内さん:PFでの作画監督さん・・あまりよく知らない^^;

印象深いトーク内容を箇条書きで書きますね(順序は滅茶苦茶です)
・監督「器用な人・不器用な人・新しい人・古い人・・・そういう個性が集まって作品を作るのは面白いんですよね」
・郷田さん「今夜「PF」の後で「終戦」を放映すると聞いて、昨日自分で見直してみたんですよ・・・若いというか・・・・愕然でした。しかも、こんなに凄い音響設備でモノラルですよ????(会場爆笑)」
・監督「サンサって、当時スタッフで通い詰めていた喫茶店「サンサン」から名前をw バニラやココナもw ココアではまんまですからw」
・塩山さん「キリコとは実に不思議で、寡黙なんだけど存在感が凄いんですよ」
・竹内さん「劇場版ではいろんなシーンをバッサリ落としました。OVAであった「無駄なシーン」も大切なんですが、劇場版ではそこを落としたからこそ、かなりテンポ良く物語の流れが引き締まっていると思います」
・郷田さん「最初に「PFではキリコが隊長だから」って言われたんだけど、隊長でなくて良かったですw」

途中でスペシャルゲスト「TETSU」も登場!!
・TETSU「歌を録音してから、放送・・・当時、テレビを置いていなかったので実はリアルタイムで見ていないんですw」

なんて感じで笑いあり、時に「あぁ~~そうなんだ」と感心したり。。。
一番印象深かったのが、司会者が「監督がPFを作るにあたって、ブレないようにしようとしたポイントは?」との質問に対し

「方法論は確立できていないんですが、ボトムズの匂いは意識しました。若いスタッフともいろいろとまずは話し合い、『おもしろい/おもしろくない』は別に置いておいて、ボトムズだな・・・という匂いだけはちゃんと出そうと思ってましたね」

なんか・・・それを聞いて激しく納得してしまいました。。。個人的にOVA「PF」はちょっと物足りなかったんですよね。でも・・・・言われてみれば確かにボトムズ・・・・だわ。

と、いうことを踏まえながら、盛り上がったトークショーは終了して、いよいよ劇場版が幕を開けました!!

☆☆☆☆☆☆☆☆

劇場版感想
ネタバレを極力防ぎつつ・・・箇条書きで
・OPに激しく痺れました!!このシーンを入れたことで引き締まった!!!
・柳ジョージさんの歌(OP/EDとも)を効果的にBGMとして使っていたと思う。
・大胆にシーンカットもしていたけど、俄然テンポが出て、俺はOVA版より大好きですよ!
・BGMを変えることで、シーンのつなぎ合わせを変えることで、本当に印象が変わります!
・塩山さんが手がけたEDも個人的には「アリ」
・「炎のさだめ」・・・俺は全然すんなりアリなんだけど、賛否両論だろうなぁ~~^^;
・単純に大画面とサラウンドの大音響は迫力満点!!!

こんなところですね。最低野郎ならば、絶対に劇場へ足を運ぶべし!!と言いたいですな。

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休憩
休憩が2回あったんですが、「予告編」を画面で全て流してくれていたんですね!!!
スンゲー嬉しい配慮なんだけど・・・・トイレは我慢できない^^;

☆☆☆☆☆☆☆☆

終戦」「野望のルーツ」
終戦」が特に衝撃でしたw
PFで最新テクノロジーの映像や音響を見たあとでは、迫力に欠けるのですが、特に「音」。
モノラルはやはり落差が激しいw

それと、キリコ・・・・・郷田さんが仰っていたように若いというか・・・当時、キャラ定まっていないからもはや別人w うろたえすぎw 声うわずり過ぎw

それと「ルスケ=ロッチナ」だとするならば・・・「素体を見た・見ない」ではなくて、「キリコが目の前に!!!!」の方にウェイト置かないとw 整合性がやっぱり細かく言うと合わないw

PFでブロッカー全然出てきてないしw

「野望~」のほうが、PFとしっくり繋がりますね。
逆に手書きATのキメポーズが、手書きだからこそ見栄が効いてもの凄い格好良く感じました。

でも、流石に5時過ぎあたり・・・野望~で盛り上がっていたシーンで、大佐と我が輩、ほぼ同時にウトウトと記憶が飛んでおりましたw

気がついたらリーマン死んでるしw
そして、「レッドショルダーマーチ」が流れた瞬間に覚醒しましたw
でも、それって「野望~」のオーラスシーンなんですがorz

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っつーことで、早朝からお腹満腹の大満足なイベントでした♪
待っていて・・・そして、ちょっと無理して行った甲斐が充分ありました!
なんだか「ミニシリーズ始動!!」なんて、新しいプロジェクトもあるらしいですよ♪

我が輩は、歴史的なイベントに参加できて本当に嬉しかったです^^

でも・・・・・今、激しく眠いです(´Д`;)