良い物は良い物なのだ

周りの人がイマイチと思っても、自分が良いと思ったモノやコトをブログしようかと思ってます。連載は不定期です。

2.22

皆さん今朝は見ましたか!! 燃えましたか!!!!
 
 
もちろん・・・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「ヱヴァンゲリオン新劇場版:破 2.22」
 
えっ?W杯日本vsデンマーク戦
あ、我が輩リアルタイムで見まして、興奮しました。うん、いい試合でした。ま・・・・・我が輩素直に「超エセにわかサッカーファン」と認めますので、サッカーの事は他の詳しく熱く語っているブログをご覧下さい。(監督・選手・控え・スタッフの皆様おめでとうございます。お疲れ様でした。そして決勝トーナメントも応援します)
 
 
ブルーレイ版を買いまして、一昨日の夜中・・・それこそ午前2時30分頃から見てました。
 
映画館ですでに鑑賞してまして、その感想は↓に
 
ブルーレイを見るにあたっては大まかなストーリーは知っているので、細かい部分をいろいろ注目していました。
 
映画館の初見では「アスカが3号機パイロットで・・・」という超展開に衝撃を受けたのですが、流石に展開の判る二度目になるとインパクトは薄まります。(それでもやっぱり胸がゾワゾワする感覚はあった)
 
今回見て思ったのが・・・・・・
 
「行間の間(ぎょうかんのま)で、メッセージが込められているんだなぁ~~」と
そのメッセージは「思いやり」
 
 
シンジが綾波にお弁当を作ってあげる(シンジくんの思いやりがそこにあります)
 
 
その味噌汁やお弁当に感動し「食事会」を企画する綾波(受け取った思いやりを広げようとする思いやりが産まれます)
 
 
綾波とアスカ両人とも料理の練習
エレベーターで二人きりになり、アスカが突っかかるところでお互いの指先のアップ
綾波の絆創膏>アスカの絆創膏
この絆創膏のワンシーンだけで「お互いの気持(思いやり)」の強さが表現され、尚かつアスカがそのことに気がつく表情します
 
 
エヴァ3号機テスト前日の夜・・・アスカがどこかに電話をかける・・・・電話をかける姿を写すだけで「何処に、何の用件で」かは表現されてません。
でも、その行間には「綾波のパーティーを成功させる為、アスカが3号機テストパイロットを引き受ける」電話をかける・・・・・そこにアスカの綾波・・・更には他のパーティー出席者に対する思いやりが存在します。
 
 
テスト当日、綾波がアスカに「ありがとう」と不器用なメッセージを伝える(お互いの思いやり)
 
 
3号機暴走、アスカの身を案じて攻撃命令を拒否するシンジ(思いやり)
ダミープラグに切り替え、3号機(シト)フルぼっこ^^;
父親(司令)の無慈悲な対応に、キレて反抗するシンジ(シンジのエゴもあるけど、アスカの安否に対する思いやりから発する怒り)
 
 
第10使徒登場→捕食される零号機&綾波
初号機・・・・ネルフからの関係を絶ったシンジが、捕食された零号機を見てパイロット復帰志願(自分のプライドや命よりも綾波を助けたいという思いやりからの行動)
 
 
綾波救出の為に命をかけるシンジに対して「死んでも私の代わりはいるから」とシンジの身を案じ救出行為を拒否する。
そんな綾波に対して「綾波じゃなきゃ駄目なんだ!」・・・そして・・・・「来い!!」という強烈な意思表示をするシンジ。。。。。
 
アスカを助けられなかったという悔しさもあると思う。
ミサトさんから「パーティーの本当の目的」を聞かされたこともあると思う。
更には「シンジは綾波はクローンとしてスペアがあることは知らない」と思うんだけど、視聴している観客の我々からは「綾波はクローンで何度も復活出来る」という設定を知っていて・・・・・そういう設定を知っているうえで見ていると「クローンで復活が出来たとしても、碇親子を結びつけようとして、絆創膏を沢山張りながら料理を頑張る綾波は『今ここにいる綾波以外はあり得ない』」と思うから・・・・・
 
救出を拒否する綾波を是が非でも、なりふり構わず助けようとするシンジの『思いやり』を我が輩は感じました。
 
ちょっとしたシーンだけで、判りやすいセリフなどは有りません。
その「ちょっとしたシーン」に込められた意味をイメージしてみる。
奇抜な世界観と戦闘シーンがどうしても目立ちますが、『なんて思いやりのキャッチボール』に溢れた作品なんだろう・・・・・・・と、優しい気持ちにさせられ、映画で見たときとは別の感動がありました。
 
何度も見る度に、新しい発見があって、発見をする度に深みを感じていく・・・・・・・
 
この作品は買って損はないかな・・・と我が輩はそう感じます。(ブルーレイがやっぱりおすすめですな)