良い物は良い物なのだ

周りの人がイマイチと思っても、自分が良いと思ったモノやコトをブログしようかと思ってます。連載は不定期です。

No Music No Life 音楽サブスクリプションサービス

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サブスクリプションサービス。最近定着してきた言葉。日本語にすると「定額制サービス」で、だいたい合っている(間違っていない)と思う。

サービスを利用する、しないに関わらず毎月○○○円払えば、契約期間中そのサービスを受けられる。

 

さて、今回のテーマ「音楽サブスクリプションサービス」

我が輩は「Amazon Music Unlimited」に加入している。

詳しくは公式サイトで調べて欲しいが、ざっくりと月額980円(Amazonプライム会費は考慮せずです)で6500万曲の音楽を聴き放題となるサービス。

 

最初はAmazonプライム会員特典の「プライムMusic」で充分だった。

ただ、Amazonにて「月額99円(2ヶ月間だけ有効)」というキャンペーンに誘われて、2ヶ月試したうえで、正式金額を払うことにした。

毎月約1,000円の金額を払う理由。単純に曲の多さ。さらにポイントを挙げてみる。

 

  • 新発売のアルバムが聴ける
  • 古いアルバムや楽曲も聴ける
  • 今まで聴いたことがないアーティストの楽曲を気軽に聴ける
  • AmazonMusic独占で配信している曲を聴ける

バンドやアイドル、アーティストのファンであれば、新譜CDは”購入”するだろう。

「好きではあるけど、アルバム買うほどでは・・・・」というアーティストやCDはどうだろう。

お金は有限。限られた小遣いでやりくりをするのが一般的だと思うので、音楽サブスクならこの問題を解決してくれる。

 

そして、買いたくても買えない古い楽曲(特にレコード系)もデジタル化されて聴ける。忘れかけていた思い出のあの曲と再会できた時の感動は良いものだ。

 

定額制はどんな曲も気軽に聴けるため、聴いたことがないアーティストやジャンルの曲も聴ける。そこで「新たなお気に入り」を見つけるのも楽しい。

 

独占配信。これはユーザー獲得と囲い込みの戦略。ここでしか聴けないのだから、ファンならば加入をするだろう。

 

次に気になる点や短所を

  • アーティストは利益を得られているのか??
  • 利用率が低くなれば、割高
  • 逆に、音楽好きにとっては時間がいくらあっても足りない(時間泥棒)
  • いつまでも好きな楽曲を聴けるとは限らない
  • ジャケ写や歌詞カードを楽しむことが出来ない

アルバムを「買う」ことで、契約に応じた率でレコード会社、アーティスト、所属事務所などに売り上げが分配されていくビジネスモデルが、このサービスで完全崩壊する。

好きなアーティストがいるならば、CDやDVDを購入し、ライブに行き、グッズを買うことでそのアーティストが「新しい作品を発表」出来るのが基本的な考え方。

気になり調べてみると「再生カウント」を計測して再生数によって利益がアーティストサイドに入るらしい。とはいえ、CD購入よりもその金額は低い。

そこから考えられるのは「お試しでも良いから、聞いてもらい、知ってもらい、気に入ったら購入したりして欲しい」という考えかたのようだ。(更にはサブスクは突然楽曲の入れ替えがあるので、いつまでもお気に入りの楽曲が聴けるとは限らない)

時代の流れ、技術の進化、顧客の要望・・・・そういうものが複雑に作用して、音楽ビジネスが変化しつつある。

 

アーティストにとって問題点を。

サブスクサービスは、極端な言い方をしてしまうと「ユーザーは気軽過ぎるほどに音楽を選べる」 6500万曲もある楽曲の海のなかで「お気に入り」としてユーザーの心に刻まれる楽曲を制作する必要がある。

昔のユーザーは限られたお金だかこそ「テレビやラジオ、友人の評価などからしっかりと検討して購入」していたので、聴いてもらう(知ってもらう)ことは最初の1歩として大前提の考え方だけど、1曲全てすら再生されない・・・10秒で「好き/嫌い」の判断をされてしまう可能性があるというのは、アーティストの立場になって考えると、大変な大変な世の中だと思う。(サブスクで知って、ファンになってもらう事例も当然ある)ましてや今は「流行」が発生しにくい。個人個人が流行に流されず「自分はこれが好き」というものを楽しむ時代だ。

 

サブスクサービスを利用してみて、我が輩は

  • ファンであるアーティストのCDは買う。ライブに行く。
  • 気になるアーティストはできる限りCDを買いたいと思う。

音楽制作やライブって、ちょっとイメージしてみれば判る。 スゲー大変だし、多くの人が関わっている。それに対する適正な対価をちゃんと支払いたい。