比較小説とアニメ ガンダムユニコーン
昨日機動戦士ガンダムユニコーンVol.1 のブルーレイディスクを買いまんた。
正直まだ物語出だしでこんな感動するとは思わなかったっす。
我が輩は小説を読了しているので・・・・・文章と映像の比較をしてみます。
登場人物の心の動きを知りたいなら小説○
一つのセリフでも「どういう気持で発言したのか？」など、小説版のほうが心理描写の情報量が圧倒的に多いです。
ただ、アニメ版ではビジュアル的な表情と、声優さんの演技力でそのあたりはギリギリ再現しようと努力が受け取れます。
戦闘シーンはアニメ○
心理描写は小説ですが、戦闘描写はアニメ版のほうが情報量が勝っています。
「いつものガンダム」とは全く別次元の戦闘描写という印象です。言葉でうまく説明できないけど・・・・凄いんです。とにかくコクピットのパネル・３６０度オールビューモニターの表示・・・・・ビームサーベルのＳＥ・・・・・・そういう部分は小説では表現しきれないところだね。
ストーリー展開はそれぞれ特徴有り
アニメを見ていて思ったのが「小説と比べて駆け足気だな。。。。」
冒頭ラプラス事件のプロローグ：サイアムの心情やバックボーンなどアニメ版では思い切ってバッサリカット。
小説ではバナージがアルバイトして、そこでオードリーと出会うのが→展開の便宜上学校の社会科見学の途中で出会うという流れになっていた。
アニメ版で一番残念なのは、主人公バナージの心情変化がカットし過ぎてブツ切り状態となり「なんで急にそういう行動や発言になる？」「たいした時間がないのにオードリーに対して執着しすぎでは？？」と思わせてしまうんだよねぇ～～～～。（小説版ではそのあたり丁寧に描写してます）
上映時間や予算の問題でのバランスをとった結果なので、やむを得ないことは理解出来ます。
じっくりと、時間をかけて深く理解をしていきたいと思うなら小説版をオススメします。
テンポよく、戦闘シーン中心に楽しみたいのならばアニメ版をオススメします。
音・声の効果はアニメならでは
キャラクターの声・・・・小説では読者それぞれが想像して読みます。得てしてアニメ化されると「想像と違う！！！」という事象がよくあります。
声優さん・・・・・キャスティングも素晴らしければ、仕事も素晴らしいと思います。我が輩個人で言えば想像以上でした。うん、想像以上に皆さん役にハマっていると今は感じます。プロの仕事・・・・凄い
これは余談ですが・・・・・ギルボア役を「チョーさん」やってました。
声優チョーさん・・・・最近凄い活躍の場を広げてきていると感じます。「ヒーローマンのデントン教授」なんかもやってますね。
でも・・・・・でもでも、チョーさんと言えば我が輩には「いないいないばぁ！」のワンワンなんだよなぁ～～www
声だけでなく、５０歳過ぎてなおも今約２０㎏もある着ぐるみ来て本人が演者でもあるんだぜ！！ワンワン！！！
そして、ＢＧＭが実に重厚で荘厳で秀逸！！！！素晴らしいのよこれが！！
一応小説を読書しているときに、「F91」のBGMあたりをイメージしてたんですがｗ アニメ版はこれも我が輩の予想以上のＧＪでした。サントラＣＤが激しく欲しくなります。
そして、主題歌がとても素晴らしい歌だと我が輩は思います。イントロで御飯三杯いけるほど素晴らしいっすｗ
小説→アニメという順番で見てみて
アニメ版スタッフは限られた制約の中で、小説版のイメージを損なわない仕事をしていると思います。
ストーリーを駆け足気味にして説明不足な部分はあっても、アニメでいちいち細々と説明がましいシーンは逆に興ざめすると思うんで、アニメスタッフのバランス感覚を我が輩は正解だと感じています。
そこで、一つ楽しみ方の提案として、アニメ版リリースが数ヶ月間隔ですから、順番はどちらでもいいので小説とアニメを同時進行で見てみるのが、最強な楽しみ方ではないかなぁ～～と。
小説→アニメ では、小説で少しイメージしずらかったメカニックなどが、素晴らしいＢＧＭと一緒に、緻密な戦闘シーンが楽しめますし
アニメ→小説 では、アニメではなんとなく見過ごしていたキャラクターの表情や台詞ひとつが、小説を読むことで深みが増します。
そして・・・・出来うるならば、ブルーレイがおすすめですな。 視覚情報密度が濃いいので、ブルーレイのほうが何度も見返すと新しい発見が沢山あるかと思います。
いやぁ～～ゾワゾワと鳥肌立った！痺れた！早く次の話を見たい！！！！
