良い物は良い物なのだ

周りの人がイマイチと思っても、自分が良いと思ったモノやコトをブログしようかと思ってます。連載は不定期です。

備忘録 ガンダムUC

只今「機動戦士ガンダムUC」5巻読了し、折り返し6巻を読んでおります。
今『メカ燃え成分』はこの小説で補ってます。(ヒーローマンはロボットとはまたちょっと違うような・・・おもろいですけど)
 
全10巻からなる物語なので、一応途中経過として読書感想を書いてみます。
とはいえ、5巻までだけでもかなり感じるものがあるので、ストーリーの順番抜きにして羅列形式で。
それと、極力ネタバレは避ける方向で。 ま、公開して人目に晒すんですが、自分用の備忘録です。
 
・物語の緩急の付け方が非常に巧い。戦闘シーンでは読書スピードもアップし臨場感溢れる描写だし、戦闘時以外での人物描写は緩やかな読書ペースになるんだけど、決して「ダラけず」緊張感があるんだよなぁ~~
 
・物語の展開方法がバランスとれて巧いうえに、登場人物の人数と関係性も非常にバランスが取れているなぁ~~と。非常に「最適」なバランス構成だと個人的には思います。登場人物が多いと「?これ誰だっけ?」ってなるし、「ガンダム宇宙世紀・戦争・政治」という完成された世界観があるので登場人物が少なければリアリティーが構築出来ない。
 そして「適度な登場人物の人数」がまたバランス良く、判りやすく関係性をもっている。誰か一人でも欠けてしまったら「こういう展開になる」っていう説得力が出ないような気がする。
 
・読み切っていないので、判断が難しいが・・・・・主人公バナージが「ネオジオン」の生活圏に触れ、ネオジオンの兵士とも接触をするというのは、非常に大きな意味を持っているなぁ~と現段階では思います。それにより「連邦/ジオン」に対する見方の幅と深さが一気に広がる感じがする。
 
・かなり読み応えがある内容に、より一層厚みを増しているのは、これもまたバランス良く「宇宙世紀史の設定」を絶妙に散りばめているのだ。なので、一通り歴代ガンダム作品を知っていると、文中に表現されるワンフレーズだけでも「おぉ!!これがこう繋がっていくのか・・・」とワクワクさせられるのだ。
他の評判とかネットで調べてないけど・・・・・ガンダムファンとしては納得のいくレベルではないだろうか?
少なくとも我が輩は大満足しています。作者の福井さん、凄いと思います。
 
・思うに・・・「小説→映像作品」を見てもいいし、「映像作品→小説」を見ても「アリ」だと思う。
 
グダグダ書いたけど・・・・・・要は「おもろい」ってことで。
 
6巻はまた・・・・重たいんだよ。。。。でも、そういう描写は必要だとも思う。
 
戦争は憎しみを生み、憎しみは更なる憎しみを生む。 勧善懲悪とはいかないのよね。。。。