良い物は良い物なのだ

周りの人がイマイチと思っても、自分が良いと思ったモノやコトをブログしようかと思ってます。連載は不定期です。

今話題沸騰のあの小説を読んでみた

今、巷で話題沸騰中の小説をよんでおります。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
朝日ソノラマ文庫 富野 由悠季著 伝説巨神 イデオン
 
イメージ 1
ババ~~~ン!!!!!
 
アニソンオフ仲間のいづみちゃんから借りております。
どうです!湖川さんの描く迫力満点の表紙イラストは!!!
全3巻で、今現在2巻の真ん中。ちょうど折り返し地点まで読んでいます。
 
忘れないうちに感じたことを箇条書き。
 
富野監督はやっぱり「創作者」なのだと再認識出来ます。
本業は「アニメ監督」。でもアニメという表現媒体でも、映画であっても、漫画であっても「設定・キャラクター・世界観などの骨組みがしっかりと表現出来る才能がある人なんだ」と思いました。
 
最近のアニメや漫画などは「キャラクターとか動き」に主眼を置きすぎるものが多くなっているような感じがします。 見た目が綺麗だったり、派手だったりするけど作品全体で薄っぺらい・・・・みたいな。
 
ベテランの声優さんなどが「声優をやりたいのならば、まずは劇団などで演技力を身につけないと駄目」ということと同じ理論。
 
それと、富野さんの書いた小説「ガンダム」「ザブングル」を読んだことがありますが、同じ作者なのに作品ごとの空気感が全部違う。 違うんだけど「共通した富野らしさ」はある。 そのバランスが凄いと思います。
 
物語の中身ですが、テレビシリーズと比較してしまうと「大切なポイントを抑えて、テンポ良く進んでいる」ですな。
 
福井晴敏ガンダムUC」と対比すると面白いです。
ガンダムUC」の場合
「小説の情報量>アニメ版情報量」
イデオン」では
「アニメ版情報量>小説の情報量」
 
という事です。 福井さんを引き合いに出したのは、「小説家富野由悠季 信者」なので。
 
まだ半分の読了ですが、我が輩はグイグイ引き込まれています。
「SF」が主なジャンルだけど、「人が、そして異文化が解り合うためには」というような哲学的な要素もあったりします。
 
地球とバッフクランが誤解のうえで戦争というか局地戦を繰り広げ、和解を全く目指さないのはアニメと同じ。
そして「地球とソロシップのメンバー」もすれ違いがあるのですが、アニメ版よりもより深く描写されていて、ソロシップ乗組員の悲壮感が重たいんですよ。。。。
 
シェリルさんがイデの情報を大型コンピューターに解析させるため、植民星アジアンの情報施設に立ち入る際にバッフクランの急襲があるのですが、そこでの施設職員達の「何も判っていない、何も出来ない」態度を見て「ぶつかりあうが、機敏にすぐに行動をおこすソロシップのメンバーのほうが安心できる」という認識に気がつくあたりなど、説得力が凄いんだよね。
 
カララがソロシップ内での立ち居振る舞いの認識や立場が徐々に変化していき、シェリルとも少しずつうち解け合っていくあたりのやりとりも感動してます。
 
個人的に「アニメ版イデオン」大好きなと、ほぼ話の流れも同じなので、グイグイと読めてしまいます。
 
主に電車通勤時に読むのですが、ウォークマンに「イデオンサントラ」ぶち込んで、それを聞きながら読みふけると、もう至福の時間となります♪
 
 
??小説版イデオンは20年以上前の作品だって??
良いではないですか。読みたいと思ったら読む。古くたって楽しいもんは楽しい。
 
 
えっ!?「KAGEROU」?? 何ソレ???
 
 
小説版イデオンには「イギリス・ジン」は出てきませんが・・・・・「バイラル・ジン」なら出てきます。。。はい。