何だろう???何がいいんだろう??? 朝倉さや さんの魅力を考える
4/5(日) 歌手 朝倉さや さんの存在を知る。
安住紳一郎の日曜天国のゲストコーナーで登場。
最初の印象。番組10回目の登場という触れ込みで、安住アナと親しげに会話。。。?訛りがあるな・・・・方言、あぁ山形出身、民謡グランプリのチャンピオンに2回もなってる。
トークの流れで、民謡を一節歌う
幼い頃から家族で民謡に親しんでいたということで、チャンピオンとしての実力はもう凄い。
歌「River Boat Song with respect for 最上川舟唄 2020」 が流れる !?み・・・・民謡??? かっこいいぞ!!
Future Trax 民謡と現代の音楽を融合させた新しいジャンルの音楽をこの人は提唱している。
民謡なんだよ。でも、ワールドサウンドのようなスケールの大きさがある。
2015年にレコード大賞企画賞もとってるんだ!(インディーズでの受賞は初という快挙とのこと。)
2曲目に「あずさ2号 山形弁カバー」 インパクト抜群!最初、ネタ的なイメージで聞いているのだけど、歌唱力が上手いことに意識がうつる。
そしてラストにデビュー曲「東京」。彼女のオリジナルソング。切ない歌だけれど、素敵な歌。
何だろう、朝倉さんの歌声って優しく柔らかいという印象ではない。高音域凄いけど、全く耳障りではない。低音域は押し出すような力強さが凄い。しっかりと誠実に届く声。。。かな?
パワー、声量、は間違いなくある。音域も広い。
はっきりとした理由がわからないのだけど「心に届く」。
たぶん、それは「朝倉さやの人柄」なのだろうと思う。 ラジオトークを聞いていて「人懐こい」愛嬌がある。お爺ちゃんやお婆ちゃんにかわいがってもらえる、そんな愛嬌。 ラジオで時折でる「ため口」も、山形弁なのだろう、この愛嬌の醸し出す空気であっという間にそんなため口にも違和感がなくなる。
ラジオ聞き終えて早速、AmazonMusicを検索。。。。。あった!!再生。サブスクありがてぇ。ありがてぇ。
あぁ~~凄い!! 民謡は言わずもがな。スキャットとかも凄いし、ジャズやロックテイストもピタリと歌いこなす。
特に気に入ったのが「たんす唄」
香川県の伝承が途切れる寸前、忘れられかけた民謡(嫁入りのお祝いする唄)を復活させてFuture Traxアレンジした唄。地元香川県の子共さんたちのコーラスが可愛くてほっこりする唄。
そのうえで、とある偶然が発動する。
森口博子さんが出演するということで4/4に録画していた「BSテレビ朝日 人生、歌がある」に朝倉さんが出演していた!!!!(まぁ、アルバム発売のプロモーション活動の一環だね)
「酒田甚句 Future Trax2020」を元気いっぱいに歌っていた。出だし第一声が凄い!そして思ったのが。。。度胸がいいな!
さきに述べた愛嬌の賜物か、大先輩方々相手に臆することなく歌いきったなぁと感じた。
ただの民謡のみでは、魅力を感じなかったと思う。
歌だけでは、興味を感じなかったと思う。
そして、昨今の新型コロナウィルスの影響で、参加予定のイベント相次ぐ中止。それによる返金があったこと。
同時に朝倉さんはライブが延期になったことで4月1日に発売されたばかりのメジャーデビューアルバム「古今唄集~Future Trax Best~ (ネットサイン会特典付きデビューCD ※この特典付きCDは販売終了。通常版は販売中です。)」を発売していたので、迷い無く買った。(Youtubeの公式サイトでアルバム全曲ダイジェストPVが見られます) ※ネットサイン会はコロナウィルスの影響で延期が発表されています。
Amazonでも聞けるのだが、ハイレゾウォークマンでガッツリと聞きたかったのです。
翌日、CD届きウォークマンにインストール。ついでにインディーズアルバム「マストアイテム」のmp3データも購入してインスト。
事前に聞いているので、間違いがない。
彼女のスケールが大きく、そして幅広い音域のボーカルはハイレゾウォークマンでとても素晴らしく聞こえる。
「山形弁で歌ってみた」と有名な楽曲をカバーしているのですが、普通なら「ネタ系」として聞いてしまうところが、どんどん引き込まれて、感動してしまうの。↑にリンクした「あずさ2号」もそうだけど、個人的に「木綿のハンカチーフ」は方言だからこそ切なさがキュンキュン感じる。
そして個人的にオリジナルソング。「東京」もいいけれど「さばの味噌煮」が心にしっかりフックされる。(Bメロからサビが個人的にとても切なく響くのです)
そして思った。朝倉さんは「人間賛歌」をテーマにしてるのかな。。。と。
地球があり、そこに生命があり、その生命がそれぞれに生活をしている。
そしてそれは「民謡」に繋がる。
厳しい自然の中を生き抜くにあたり、この日本の風土で収穫の喜び、冠婚葬祭、子孫繁栄の生活を口承(口伝)によって歌うことで、その地域の結束を固めたり、喜びを分かち合ったり、悲しみを慰めたりしてきた民謡は、日本人のDNAに響くのかもしれない。
その伝統を継承し、確かな技術の基に音楽と歌詞を現代サウンドに落とし込んでいるのかなぁと今現在、そう感じました。
最後に、朝倉さんの魅力のひとつに「ありがと様です」という山形弁のお礼が、個人的にとても良いフレーズだなと思っています。
今後も彼女の動向、チェックしていきたいと思います。
長文読んで頂き、ありがと様です♪
追記
4月20日に『日曜天国初出演』の録音データを聞いてみた。
2013年の頃、朝倉さん20歳。初々しい。トークが初々しい。
そして、歌を聞いた安住アナが「嫉妬するほど輝いている。」仲澤アナも「ど真ん中に届いてくる」と感想を述べていた。
上記に書いた感想は間違ってなかったのかなと思った。