良い物は良い物なのだ

周りの人がイマイチと思っても、自分が良いと思ったモノやコトをブログしようかと思ってます。連載は不定期です。

長谷部誠「心を整える。~勝利をたぐり寄せるための56の習慣~」

著者の名前でピンと来る人も多いかと思います。
 
サッカー日本代表のゲームキャプテン。ドイツサッカーチーム「ヴォルフスブルグ」所属のサッカー選手です。
 
我が輩ときどきブログでも言ってますがあまりサッカーに興味がないんです^^;
ワールドカップは見ましたが、アジアカップはほとんど見ていないほど・・・・
 
この本を知ったのは新聞の中刷り広告でした。
「心は鍛えるのではなく、整える」という考え方に興味が沸いたのです。
心を整えるという考え方は昔からあったのですが、何て言うのかな・・・・何かに挑戦するときは一般的に「心を鍛えて挑む」という考え方が主流じゃないですか。 そうではなくて「整えること」を主軸に物事を考え、構築していくとはどうゆうことなのかな???と。
 
早速その日に馴染みの書店に行くと「取り寄せます」との事。
だが、待てど暮らせど入荷の連絡は無し。。。。訪ねてみたら「売れていて、在庫がない状態」と。
Amazonのベストセラーでも今日現在2位になっています。
 
ベストセラーの理由がもう一つありまして「著者の長谷部さんが、売り上げ印税の全額を被災地復興へ寄付する」という発表をしているのです。(寄付する団体がユニセフなので、全額がいくのかな???というささやかな疑問はあります。ユニセフの主旨は発展途上国の児童へのサポートなので。。。。とはいえ、誰かの何かの役に立つのなら、それはそれで良いと思います。)
 
2週間以上待ってようやく昨日、手にすることが出来、早速読んでみました。
 
プロトップアスリートの書籍は過去に何冊か読んだことあるのですが、この書籍・・・否、著者の大きな特徴は「サッカー日本代表でも、一般の人と同じ等身大な部分があるんだなぁ」と親近感が沸く部分がありました。
 
例えばイチロー関連の著書などは「プロスポーツ選手だからこそ、プロ意識をもった発言」がなされて、ある意味神格化に近い遠い雲の存在のような印象を受ける(それはそれで正しい在り方だと思う)のだけど、長谷部選手の場合「人見知りで、1~2ヶ月腹痛に悩まされた」とか「寂しいと思われるかもしれないけど、一人で温泉に行くのが好き」だとか、「スター選手なのに、身近だなぁ~」と親近感が沸くのです。
 
だがしかし、本のタイトルにもなっているテーマ「心を整える」ということを中心に全体を読んでみると「凄いな・・・・そういう思考、行動だからこそそこまでたどり着けるのだろうな・・・」と我が輩は彼より年上だけど素直に尊敬をしてしまう。 全然「人間力」が素晴らし過ぎて、我が輩などはただただ、脱帽なのです。
この部分は他のプロアスリート選手同様に「自分に対しては非常に真摯でストイック」という部分が伝わってきます。
 
そして「普段からの生活・・・・心のリズムを整えることで大一番でも動じずにパフォーマンスを発揮することが出来る」という考えは真理だと思うのだけど、ついつい忘れがち。。。。何度でも読み返し、それを心に刻み付けていきたいなと感じました。
 
サッカー選手の本ですが、サッカーのHOW TOとかでなく、サッカーを通して
「夢を実現させるためには?」「人間関係で困った時は?」「仕事で失敗したり、結果が出せない時は?」「いざというときに集中力を発揮するには?」「謙虚でいることの大切さ」「時間の使い方」等々・・・・・・
 
この本はあらゆる人、あらゆる場面に役立つ本だと思います。
 
もう一度繰り返します。
この本はあらゆる人、あらゆる場面に役立つ本だと思います。
 
判りやすく、為になり、心から「その通りだな」と思える良質な本だと思いました。
こういう本と巡り会えるということは、とても幸せな事だなと思います。
 
幻冬舎より出版されております。税込みで1365円。
 
 
イメージ 1