良い物は良い物なのだ

周りの人がイマイチと思っても、自分が良いと思ったモノやコトをブログしようかと思ってます。連載は不定期です。

震災から1ヶ月です

早いのか、遅いのかは日本国民それぞれだと思います。
 
1ヶ月経過をして感じたことを・・・
 
「自粛」
自粛とは「自分で考え、判断して、決める(行動する)」ことだと思います。
間違えてはいけないのは「周りが自粛してるから・・・・」は自粛ではなく、萎縮だと思います。
 
それと自粛の方法も一つとは限らない。
全く取りやめてしまう方法もあるけど、被災地復興へのお手伝いになる方法もあるし、人それぞれの立場の違いもあると思う。
 
ただ一つ「自粛をするか否か」で大切なことは、被災地を中心にして「まだ、いろいろな悲しみと苦労をされている方が沢山いる」ということを常に意識をすることが、今回の地震で被害を受けていない人々には必要だと思います。
 
バランスとセンスが大切だけど、外食をしたりレジャーを楽しむことで確実に経済は循環するという側面があります。元気な地域が経済を活発化させることで、その良い経済効果を東北地方にまで波及が出来たらいいのかな・・・と。
 
「頑張れ」
個人的に昔から思っていたんだけど、「頑張れ!頑張ろう!」という言葉は非常に使い所が難しい言葉だと思う。
 
ミュージシャンGacktツイッターでなるほどなぁと思ったのが「勇気や自信は自分の中から振り絞るものだ」というつぶやきが胸に響きます。
 
他人からの励ましとか、他人の勇気ある行動に影響を受けたりするのは「きっかけ」に過ぎない。
その「元気のでるきっかけ」とは人それぞれ千差万別。同じ人間でも状況によって変化する。
 
それを踏まえて、俺はこう考えます。
「頑張れる状態、状況で尚かつその意志がある人には「一緒にそれぞれ出来ることを頑張ろう!」と心からエールを送りたい」
「誰かが背中を押してくれることで一歩踏み出せるという人にも「ならば、試しでもいいから頑張ってみよう」と声を大にして言いたい」
「もうこれ以上何を頑張ればいいのかという人には「お疲れ様です。出来る限り心と体休めて下さい」と心よりお見舞いをしたいと思います」
「これ以上頑張れなんて聞きたくもないという人には「それでいい」と思います。失意のどん底でもいつかは何かをきっかけに、人間希望の光を自分で必ず見つけられると信じています」
 
自分の中の結論
元気は押し売りするものではなく、自分で見つけ大きくしていくもの。
人それぞれ「何かをきっかけ」にして元気が出てくることを期待し、信じたいと思います。
 
「偽善」
ボランティアや、義援金募金などいろいろな被災地復興支援の方法がありますが、それに付随して「偽善だ」という意見や議論よくネットなどで目にする。
 
でも辞書で調べると「うわべをいかにも善人らしく見せかけること。また、そういう行為」とある。
 
いつからだろう?「偽善」という言葉が変な解釈と使われ方と流行をしているのは??
 
募金に寄付をする。それは紛れもない善意だと思う。でも人によってはそれを「偽善だ」と批判をするケースがある。「金額の大小?総所得額からのパーセンテージ??」が問題なの?
有名人、著名人の募金額でああだこうだと議論をしたりするのもとても変だと思いますよ。
その議論の挙げ句の果てが「誰々は○○円寄付だけど、誰々はしないのか??」とか、それはとてもナンセンスな会話内容だと思います。
 
特にこの震災後に「やらない善よりやる偽善」というキャッチフレーズをよく目にするようになり、とても違和感を感じる。
規模の大小関係ないじゃん。「これで誰かが少しでも助かるなら、役に立つなら」という気持をもって、行動をした時点で「完全に立派な善意」だと俺は思うんだよね。
一番良くないのは「偽善と思われたら・・・」「それって偽善のような気がして・・・」と自粛同様他人の目や評判を気にしてしまい、募金や寄付や手伝いを遠慮してしまうマイナスパワーが良くないのではないかと思う。
 
善意は可視化できないんだからこそ、他人の目や評価などを気にしてはいけないと思います。
ただ気を付けたいポイントは「善意の行動・発言をする」発信側とそれを受け取る受け手側でその内容が「ピッタリとマッチするか?」はよく吟味する必要がある。誰も欲してはいない善意を無理に行おうとするのは、結果的には偽善になってしまうのかな・・・と。
 
真の偽善とは「今優しくして、将来儲けてやろう」という下心を持った言動だったり、「周りから、自分がいい人に思われたい、尊敬されたい」という気持で行動を起こすことだと思います。でもそういう薄っぺらい心持ちからの行動は即座に見破られると個人的には強く思っています。
 
出来る応援、色々あります。
 
被災地の子供達へ「絵本や漫画を送ろう」という運動です。4/18が締め切りです。今なら未だ間に合う!!
 
元格闘家で多彩な才能を発揮している須藤元気さんが参加されている被災地支援活動です。
日本赤十字への寄付もいいのだけど、こちらはアクティブに活動を行いその活動の為の「活動資金」を募っていたりするので、範囲は狭いですが、即効性があり、直接的に役立つ利用をしてくれるのかなと個人的には考えています。
 
東日本の被災地だけでなくて、日本全体の問題として長期戦だと思います。
強要は出来ないんだけど・・・・それでも「他人事ではない」という観点から継続的に出来ることをやる・・・前向きで建設的で思いやりのこもった心からの行動が広がっていくことを・・・・こんな小さなブログですが、信じていきたいと思います。
 
そして、お亡くなりになられた方への黙祷と共に、身元不明者の御遺体が一人でも多く見つかり、尚かつご遺族の方と再会が出来ますように。