良い物は良い物なのだ

周りの人がイマイチと思っても、自分が良いと思ったモノやコトをブログしようかと思ってます。連載は不定期です。

機動戦士ガンダムUC 9 虹の彼方に(上) 読了

うへぇ~~~クライマックスですがな。
 
マリーダネェさん・・・・・・・・(・_・、)(・_・、)(・_・、)(・_・、)
 
ガンダムであり、宇宙世紀史であるんだけど、サイコフィールド全開の戦いなどはオーラ力の暴走をイメージさせるし、マリーダ姉さんの見えている世界が・・・・・・イデオンのラストの世界のようなイメージを彷彿とさせます。
 
オーラマシンもイデオンも「人の情念」をパワーに変換するマシンだもんね。
 
それと考えさせられたのが「ニュータイプ能力」
 
一瞬で他人の生い立ちから思惟を理解し合う能力・・・・・
 
難しいなぁ・・・難しい。
 
ニュータイプ・オールドタイプと二別すれば、オールドタイプが反発したり恐怖感を感じるよね。
オールドタイプにとっては不公平過ぎる能力だもん。
 
物語のようにニュータイプがまだまだ圧倒的少数ならば、弾圧されてしまうんでしょうね。現にアムロは危険因子として軟禁状態で自由奪われていたし。
フル・フロンタルの言う「ニュータイプの有り様を示しすぎるのは危険だ」ってことだね。
 
ニュータイプが増えたとしても・・・・・アンジェロ・ザウパーのように「見られたくない・見たくもない」タイプもいるだろうし、能力を悪用する人物だって出てくるでしょう。(フル・フロンタルは微妙にそのタイプか?彼は彼なりの正義・論理があるんだろうけど・・・・)
 
「能力がある」ことと「善人か・悪人か」「気持が広いか・狭いか」「ポジティブか・ネガティブか」等性格は全く別問題。 「力を持ち、それを健全で平和な方向に使おう」と誰しもがバナージやアムロのように提唱するかどうか・・
 
数人の出会いでその全てを理解しあえるならば、人間の脳や気持も整理はつくのだろうけど、人生それだけでは済むわけがない。沢山の出会いの度に理解をし合う能力が発動するならば・・・・・・要領のオーバーヒートを起こさないだろうか? カミーユなんかは・・・・あれはオーバーヒートと言えなくもない。
 
理解しあえてしまうからこそ、「正しく・穏やかに・平和にお互いを認めあえるように生きよう(そう生活の出来る世の中にしていこう)」となるのか? 理解しあえたことをフィードバックし、活かすことで世の中が良き方向へ向かっていくのか・・・・・
 
マリーダさんのシーンは電車内→下車して家路までの徒歩で歩きながら読んでいたので、じっくりと腰を落ち着けて読めば良かった・・・w 泣くタイミングを逃してしまった。 本当にあのシーンは感動シーンだと思いました。
 
余談ですがアニマックスで放送してる「ZZ」にて、プルが登場してます。
プルプルプルプルぅ~~~~~♪なんて無邪気にジオン宮殿内を駆けてますが・・・・
 
戦闘シーンがメインの構成で、戦闘描写をイメージしながら読むという作業が楽しいというか、気持ちよかったです。
 
そしていよいよ最終巻。 ラプラスの箱って何なんだ!?!? サイアス・ビストは登場するのか? 登場人物達の運命と結末は?? 気になります。