良い物は良い物なのだ

周りの人がイマイチと思っても、自分が良いと思ったモノやコトをブログしようかと思ってます。連載は不定期です。

約30年越しの超衝撃

凄いタイトル↑ w

数日前引き寄せられるような流れから「小学館文庫コミック 楳図かずお 漂流教室」全6巻を一気買い&一気読みしました。

予想通りの・・・・感動と衝撃を受けました
頭と心に得体の知れない巨大な巨大な大巨人が「ドーン!!!」と一歩踏み込み、消えない足跡を刻みつけて去っていったような・・・・そんな衝撃です。

漂流教室」日本漫画界で「名作」と呼ばれている作品の一つです。
この作品の内容に触れる前に・・・・我が輩とこの作品との歴史を語らせて下さい。


この「漂流教室」が連載されていたのは1972~74年。我が輩が2~4歳の頃です。

我が輩が「漫画」に触れたのは6~7歳頃にサンデーで連載されていた「まことちゃん」です。
父が「サンデー&マガジン」を毎週買ってきて、子供ながらに読めて、楽しめたのが「まことちゃん」でした。
同じ楳図先生の作品で「漂流教室」終了の後に連載された「ギャグ漫画」です。
(当時の記憶では「できんボーイ」「凄ノ王」「黒の獅子」を読んでいたなぁ)

小学校高学年になってくると楳図先生の得意分野が「ギャグ漫画」ではなく、「ホラー漫画」なのだという事を知ります。そしてまことちゃんのコミックを買うと巻末の少年サンデーコミックの紹介宣伝欄で「漂流教室」の存在を知るようになります。(「漂流教室」「ダメおやじ」「サバイバル」「がんばれ元気」「おやこ刑事」の宣伝は勢力的だったので、かなりの頻度で、それらの広告ページを見ていました)

小学校高学年から中学生にかけて「猫目小僧」「笑い仮面」「ミイラ先生」「恐怖」「怪獣ギョー」などのコミックを買いまして「楳図かずお先生の真の世界」のようなものに触れました。いや、本当・・・・どれもまぢで怖くてトラウマ級の衝撃でした^^;;;;

ただ・・・・・「漂流教室」のコミックには何故か手を出しませんでした。なんでだろう?
本当に無意識に「今読もう・今すぐ読みたい」という気持ちにはならなかった。でも、変な感覚なのですが「いつかは必ず読もう・読みたい」と漠然には思っていました。。。
一応「楳図かずお作品」の入り口に入りながら、深入りすることなく高校生となります。

当時ビックコミックスピリッツで「神の左手悪魔の右手」が連載されておりまして、連載を読んで楽しんではいたんですが、一歩冷めたスタンスで「あぁ~~楳図先生がんばってんなぁ~」という気持ちで読んでました。

それから徐々に漫画そのものへのスタンスが遠くなり、楳図作品どころか漫画全体をほぼ読まなくなるようになります。(当然漂流教室は未読)

そして結婚をしてから一時期漫画を読むようになります。「レンタル漫画」です。
古い作品から、新しい作品までいろいろ興味のある漫画を借りて読んでおりまして、そこで衝撃的な楳図作品に出会います。

わたしは真悟」です。
この作品の詳細はまた別の機会に書きます。 ホームページ運営をしていて知り合った友人が「おもしろい」と言っていたのが読むキッカケでした。時系列としては中学生の当時青年誌「ビックコミックスピリッツ」で連載されており、中学生当時では青年誌にあまり興味のなかった時代です。(高校生になり「~真悟」終了後の「神の右手~」を読むようになる)

大人になり、この作品と巡り会ったことで「ガツン」と衝撃を受けます。
感動しました。楳図先生凄いと思いました。まぢでパねぇっす((;゚Д゚)ガクガクブルブル

感動を受けた流れで「漂流教室」・・・・・と思ったら、レンタルコミックのお店が閉店orz
同時に我が家では引っ越しとなり、また漫画から距離を置きます。

そして2010年。我が輩39歳。
ここ最近ブックオフで中古コミックをちょいちょい買い始めているんです。
そこで先日・・・・・・ふと目に入り、引き寄せられるように全巻揃っていた文庫版を買った次第です。

漂流教室」の存在を知ってから約30年・・・・・情報もほとんど入っていない「真っさら」に近い状態で読み出したのです・・・・