良い物は良い物なのだ

周りの人がイマイチと思っても、自分が良いと思ったモノやコトをブログしようかと思ってます。連載は不定期です。

ソロモンよ!私は帰って・・・キタァ~~~~~!!(byアナベル・高広)

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御無沙汰しておりました。

先週の木曜日の夜、長男が緊急入院を致しまして、お陰様で1週間後の昨日元気に退院出来ました(#^.^#)


そもそも、6月16日(月)から長男が発熱をしました。
ただし、元気に遊んでいて尚かつ食欲もあり、お腹を壊してもいなかったので、そのうち熱が下がるだろうと様子を見ていたんです。

でも、本人は熱のせいでちょっと元気は落ちても食欲なども変わらずだったのですが、熱が下がる気配もなく木曜日に手足の発疹が出来ました。

高熱のまま4日間も続き、発疹まで出始めたので、夕食後、我が輩が長男をつれて近くの救急小児病院へ診察をしてもらったところ



川崎病



と診断をされました。

川崎病???我が輩初めて聞く病名でした。
お医者さんの説明によりますと、4才以下の乳幼児がかかる病気らしく

・5日以上続く原因不明の発熱(ただし治療により5日未満で解熱した場合も含む) 
・両側眼球結膜の充血 
・四肢の末端が赤くなったり堅く腫れる(手足の硬性浮腫、膜様落屑) 
・皮膚の不定型発疹 
・口唇が赤く爛れる、いちご舌、口腔咽頭粘膜のびまん性発赤 
・有痛性の非化膿性頸部リンパ節腫脹

の主要症状のうち、5項目以上を満たすと「川崎病」という診断するそうです。

川崎病の名前は発見したお医者さんの名前から名付けられたそうですが、驚いたのが「原因不明」の病気なんだそうです。

ウィルスだとか遺伝子だとか食事だとか・・・この症状が発見されてから40年になるそうなのですが、解明されていないそうです。

そして、一応有効な治療方法と言われている「ガンマグロブリン血液製剤)」の点滴を行うとのことになり、「あくまで有効な治療方法なので、効果が無い場合もあります。その場合、心臓への後遺症なども可能性としてはあります」という説明をお医者さんから受けました。



そして、「少なくとも、10~14日間は入院する必要があります」と告げられたのです。

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怒濤の急展開でした。

聞き慣れない病名に、更にはそれは原因不明な病気で「絶対治ります。安心して下さい」とお医者様からお墨付きをもらえない・・・・・・・・


「大丈夫。うちの長男は体力もあるから、きっと大丈夫」と信じる一方で「もし・・・・」という最悪な状態も頭を過ぎりました。


お薬でももらって直ぐ帰宅・・・・・のつもりが、急転直下の入院。
血液検査や注射、点滴のセット・・・・・そして夜の10時をまわり暗い病院内・・・・長男の気持ちも不安で一杯なのが表情からも伝わってきます。

小さな心と体で我慢をしていたのだろうか・・・・あまり泣き叫ぶことなく、か細い声で「パパ~」と何度も訴えかける長男に、気持ちを締め付けられながらとにかく手を握ってあげたり、体や頭をさすってあげて「大丈夫だよ。大丈夫だよ」と言葉をかけてあげるうちに長男が眠りにつき、後ろ髪を引かれる思いで病室を後にしました・・・・

帰宅後、カミさんと話し合い「カミさんは病院で長男と一緒に。我が輩が会社を早上がりさせてもらい、幼稚園から帰ってくる長女のお迎えから始まり、長女の面倒を見る」というシフトで、長男の体力と運を信じ、お医者さんを信頼し、出来る限りのことをやっていこうと励まし合いました。


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そういうわけで、久々に家事・・というか、夕飯の支度をしたのですが・・・・・・ダメですね^^;

料理は作れますし、料理を作ること大好きです。 でも・・・・要領が悪いんですよ・・・・・

初日にカレーを作ったときは・・・・水加減間違いまくりの「薄味スープカレー」になってしまい(しかも月桂樹とかあるのに入れ忘れ・・・・) orz

翌日には、お米の水に付け置く時間が足りなかったのか・・・妙に芯のある御飯にしちゃったし・・・orz
(言い訳させてもらうと・・圧力鍋で炊いてるんですよ・・でも・・圧力切り替えスイッチ入れ忘れて吹きこぼれてたな・・・^^;)

うまく出来たといえば・・・・餃子を綺麗に焼き上げることができたくらい(もうね、最強の焼き加減でパリッパリ♪♪)

料理の準備をしながら、部屋の片付け、洗濯物の取り込み、長女が「遊んで」と声をかけてくるので返事をしたり・・・・


全然脳みそと筋肉が的確に動いてくれません^^;

カミさんはそれをほぼ毎日(しかも子供二人も!)ちゃんとこなしてくれている。
カミさんの家事&育児にはいつも感謝をしている我が輩ですが、より一層感謝と尊敬の気持ちが膨らみました。

幸いなのは、長女がわりと聞き分け良くいてくれたので、要領が悪く大変なりにも長女と楽しい時間を過ごすことが出来たと思います。

カミさんと長男は大変だったことを聞いてましたので、我が輩の苦労などは大したことはないのです。


もう一つ印象的だったのが、家の中が静かなんです・・・・


例えば布団の上げ下げをするときに、長男は布団の上を駆け回ったりでんぐり返しをしたりして「こら!やめなさい!」って注意をするんですね^^;
布団の上げ下げはスムーズです。静かで楽ですよ・・・・・でも、違うんですよね。
面倒くさいんだけど、注意をすることがとても愛おしい時間であり、やりとりであるんですよね。。。。

何でも楽に家事や家の用が出来ちゃうって・・・・・・・・違うんですよ。


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本当に幸運なことに、病院へ連れて行ったのが初期症状だったことと、長男の体力もあったらしく「比較的軽い症状だと思いますよ」とお医者さんからの言葉も戴き、点滴は3日目で外すことができ、熱も引いていきました(#^.^#)

ただ、ハッキリとした退院の目処は見えていなかったので、互いに無理とならないよう水曜日にシフトを入れ替え、我が輩が長男に付き添ってあげたのですが、家に帰れず、家族と一緒にいられないストレスからか長男はグッタリと元気を無くしていました。


病院の病室・・・・・正直、雰囲気は良くないと思います。

入院した病院が特にどうということではなく、一般的に病気で入院をしている人達が集まる場所ですからね・・・特に小児病棟ですので子供達の鳴き声があちこちから聞こえてくるんです。逆に、我が輩が病室にいる間は、笑い声がほとんど聞こえて来ることはありませんでした。

特に小児病棟ですので、我が輩の素人なりの勝手な意見なのですが笑顔が少しでも増えるような催しとかがあると良いのかもしれませんね。笑うことでストレスも解消できますし、笑いで免疫力が上がるなんて言われてもいますからね。
もちろん、簡単に「はいやってみましょう」とはいかないと思います。「笑い・笑顔」って大切だろうな・・・そう思いました。

そういう雰囲気の中で、入院されているお子さん達は皆、自分の置かれている状況を理解して頑張ってるんですよね。
一緒の病室の2才の女の子。一人でもちゃんと静かに病院の御飯を食べている姿に我が輩は胸を打ちました。
まだ、歩くことすらできない赤ちゃんだって、小さな体で必死に頑張っていました。
体が痛かったり、パパやママと離れているんです。泣いたって全然いいじゃないかという気持ちになります。


そして付き添っている親御さん達も不安な気持ちを抱えながら、子供達の元気を願って頑張ってるんですよね。
病室の椅子ってただの丸椅子で長時間座るには腰がいたくなるんですね。不安だし、疲れていても、ずっと笑顔でベッドの子供達に寄り添ってあげている。。。特にお母さんの手がお子さんをさすってあげる・・・それだけのことだけど、子供さんの顔が落ち着いてくるんですよ。母親ってマヂで凄い!!


更には看護士さん達をはじめとする病院のスタッフさん達も、すこしでもその不安な雰囲気を解消してくれるように笑顔で一生懸命、忙しそうに対応をして下さいました。
医療スタッフの小児科離れが新聞で取りざたされています。かなり過酷な労働環境だと思います。いろんなことに神経を使うと思います。それでも、スタッフの皆さんは気持ちよく応対して下さいました。献身的な気持ちがなければ出来ない事だと思います。

我が輩も、最悪な状況も頭のスミに描いていましたので、長男が少しでも不安を取り除ければ・・・そういう思いで接してあげていました。
「自分の時間が・・」なんて考えは微塵も浮かぶことなく、「元気にな~れ、元気にな~れ」・・・その気持ちだけでしたね。出来ることなら、長男の病気を替わってあげたいという気持ちでしたので、当たり前のことなのですが子供達が本当に何よりも『かけがえのない存在』だということを心から実感が出来たと思います。


本当にわずかな時間でしたが、大変尊い経験をさせて戴いたと思います



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幸い、長男の症状の軽さと、投薬のタイミングも良かったのか、回復の症状も順調で心臓への後遺症も大丈夫そうとのことで7日間の入院期間で退院することが出来ました(#^.^#)

頑張ったお祝いに写真の「ゴーオンジャー エンジンオー」のおもちゃをフンパツしてあげたのですが・・・・早速兄弟ゲンカしてるし^^; (これが良くできた玩具なんだよねぇ~~~~♪ 子供達よりも父親である我が輩のほうが興奮してるかもw)

でも、その騒々しさが嬉しく感じます(#^.^#)

本当に極端な話、長男が我が家に戻ってくることがきなかったら・・・・・・




そして、小さなお子さんに限らず、御自身でも、あなたの親御さんでも・・・やっぱり健康であることは何にも代え難い幸せなことなんですよね。 あなた本人やまわりの方がちょっと体調がおかしかったら・・・・様子をみながらもくれぐれも無理をすることなくお医者さんに見て貰うことが良いこともあるということをチョットでも気に留めてもらえたらと思います^^


そして、「普通の日常(普通ではなくとても幸せな日常なんですよね)」を送っている今現在でも、小さなお子さん達が病気と闘っている・・・・・という日常も間違いなくあるんです。(お子さんに限らず、大変な病気と向かい合っている大人の方だってそうなんですよね)
 そういう方と何かしらの御縁があって、尚かつ当事者の方からなにかお願いをされたら、出来る限りの協力が出来るような・・・そんな暖かな世の中、人の繋がりが出来ればいいな・・・・と我が輩は思いました。

特に、聞き慣れない病気だった場合には、まず正しい知識を学び、間違った偏見などの目で見ないようにしたいなと思いましたね。

医療事故などが取りざたされていますが、やっぱりお任せをする以上はお医者さん、看護士さん、スタッフの皆様との良好な信頼関係をお互いに築き上げるように挨拶などの努力をすることも大切だと思いました。


可能性がゼロではない以上、覚悟を決めて家族全員で長男を支えておりましたが、だからこそ本当に「当たり前」の幸せを噛みしめていますし、家族の存在の大きさも実感出来ました。


長々と長文にお付き合い戴き感謝いたしますm(__)m


最後に、暖かな声をかけて下さった皆様へ本当に嬉しく、暖かい気持ちとなり、大きな励ましとなりました。
本当にありがとうございましたm(__)m この場で感謝の気持ちをお伝えいたします。